FILA日本グラップリング&パンクラチオン委員会



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岡倫之選手(ブシロード) 暴漢取り押さえ お手柄!
2014/05/30

 5月25日、新日本プロレスの神奈川・横浜アリーナ大会で、岡倫之選手(ブシロード)が見事に暴漢を取り押さえました。

 以下の記事「東スポWeb 5月28日(水)9時5分配信」より

プロレス会場でも“襲撃事件”日本最強の警備員がお手柄


見事に暴漢を取り押さえた岡


 岩手県滝沢市内でAKB48のメンバーらが襲撃された同日25日に、新日本プロレスの神奈川・横浜アリーナ大会でも“芸人襲撃事件”が起きていたことが発覚した。だが当日、会場の警備を担当していたブシロードクラブ所属の現役レスリング選手・岡倫之(ともゆき=22)が暴漢を取り押さえるお手柄。リオ五輪を目指すレスリング元全日本王者にして「日本最強の警備員」の活躍で、惨劇は未然に防がれた。

 AKB握手会会場でメンバーの川栄李奈、入山杏奈らが梅田悟容疑者に刃物で切りつけられた事件は日本中に衝撃を与えた。

 事件発生は25日の午後4時55分。この約3時間前、新日本プロレスの横浜アリーナ大会でも、暴漢が芸人を襲撃する事件が起きていた。

 襲われたのは西口プロレスなどで活躍する中邑珍輔(29)。IWGPインターコンチネンタル王者・中邑真輔のモノマネで人気の芸人だ。大会開始前の午後2時ごろ、会場前で50代の男に「気持ち悪いんだよ」と因縁をつけられ暴行を受けた。「いきなりツカツカと(寄って)来て、けっこう殴られました。その後も追いかけてくるので必死で逃げました」(珍輔)

 目撃した他のファンも警察に通報するなど会場は騒然。だが到着したパトカーよりも先に男を取り押さえたのが岡だった。岡は新日本プロレスの親会社であるブシロード(木谷高明社長)が主宰するレスリングチーム「ブシロードクラブ」に所属しており、4月に同社に入社。新日本プロレスのビッグマッチ等では警備員の業務もこなしている。

 異変を察知した岡は即座に男を羽交い締めにし事態を収拾。「まずはクラッチして、サバ折りにしてもまだ暴れるので、マウントポジションをとりました。『ぶっ殺すぞ!』とか言われましたけど『落ち着いてください』と言い続けました」

 岡は2012年のレスリング・フリースタイル120キロ級全日本王者で、他にも空手、柔道、柔術、パンクラチオンなど様々な格闘技に精通し総合格闘技の道場にも出稽古に行っている猛者。その戦闘能力から「日本最強の警備員」の呼び声も高い。事件を起こした暴漢も相手が悪かったというほかない。

 ちなみに岡はアニメをこよなく愛するオタクでもあり、秋葉原発のアイドルグループを襲った悲劇にも心を痛めている。

「今回みたいに突発的なものと違って、AKBさんの場合は確信犯が刃物を持ってくるわけですから…。どんな事件にも対処したり未然に防ぐことができるよう、いろいろ考えさせられます。警備の仕事の重要さを再認識する一日になりました」と語った。

 本業のレスリングでは6月14日開幕の全日本選抜選手権(東京・代々木第二体育館)にフリー125キロ級で出場を予定しており「以前より自分のことを認知してくれてる人も多いので勝利を分かち合いたい」と腕をぶす。レスリング選手のただならぬガードマン適性を証明した岡。夢のリオ五輪出場に向け、今後も精進あるのみだ。